HRテック業界の求人傾向

2020年1月時点では、HRテック業界の求人動向として、ベンチャー企業が多いことが挙げられます。そもそもHRテック自体が、ビックデータやAIなどの最新のテクノロジーを活用して、人材関連の課題を解決する目的で活用されているのが現状です。そのため、スピード感を重視するベンチャー企業が参入している傾向は当然とも言えるでしょう。

提供しているサービスとしては、人材管理をデータ化できるシステムが多いです。具体的には、オンライン面接ツールや採用などの採用管理システム、タレントマネジメントなどの人材管理システムが挙げられます。そのほか、勤怠管理システムや労務管理システム、育成・従業員定着のための学習管理システムなどです。

システム開発には保守や開発に携わるエンジニアが必要不可欠ですが、HRテック業界に関しては、プログラミング以外のスキルも求められます。デザインやマーケティング、営業などの業務に携わる求人も少なくありません。さまざまな領域に取り組むのは大変ですが、できる業務の幅が広がり、スキルアップにもつながるでしょう。

HRテック業界の規模は全世界で広がっており、2020年1月時点で140億円にも上ります。日本でも働き方改革や、リモートワークの需要増加につれて、ますます発展していく分野です。今後ますます規模の拡大が期待できる業界なので、エンジニアはHRテックのシステム開発の仕事に就くことを考えてみるのもいいかもしれません。

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